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News 最終更新 2026/10/9

GPT-6 Sol・Luna 登場!API料金は半額、ChatGPTのチャットには10月7日から

「GPT-6 Sol はいつ出た?」の答えは2026年9月22日(米国時間)。軽量版の GPT-6 Luna も同時に出て、API 料金は Sol が入力$2/出力$10、Luna が$0.10/$0.50 と GPT-5.6 の半額以下に。公開時はチャットでは使えず、10月7日からチャットに来たよ。

GPT-6 Sol・Luna 登場!API料金は半額、ChatGPTのチャットには10月7日から

この記事の要点

  • OpenAI が2026年9月22日(米国時間)に「GPT-6 Sol」と「GPT-6 Luna」を公開したよ。GPT-6 は最上位の Astra(9月3日)と合わせて3モデルになったけど、GPT-6 Terra は出ていないんだ。GPT-5.6 の Sol・Terra・Luna は引き続き使えて、終了日はまだ告知されていないよ。
  • API 料金は100万トークンあたり、Sol が入力$2/出力$10(GPT-5.6 Sol は$4/$20)、Luna が入力$0.10/出力$0.50(GPT-5.6 Luna は$0.20/$1.20)。Sol はちょうど半額、Luna の出力は58.3%安くなったよ。ただし、くらべた GPT-5.6 Sol の$4/$20 は「少なくとも2026年11月21日まで」の期間限定の価格なんだ。
  • 公開時は ChatGPT のふつうのチャットでは使えず、使えるのは Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu の ChatGPT Work と Codex(Enterprise と Edu は管理者が有効にしてから)、それに API だったよ。2026年10月7日からはチャットの中身も GPT-6 になって、有料プランは GPT-6 Sol、無料プランと Go は10月8日から順番に GPT-6 Luna を使うんだ。
  • OpenAI の公表値では、考える量を最大にしたときの DeepSWE(68.8%)と OSWorld 2.0 オフライン版(64.4%)は GPT-5.6 Sol(72.7%・66.2%)より低いよ。売りは1タスクあたりの費用の安さと事実の誤りの少なさで、ユーザーが誤りを指摘した難しい会話での誤り率は、API の既定の設定(medium)で15.0%から6.9%に下がったんだ。

やっほー、ぼくてんびん丸!

【2026年10月9日 追記】 この記事を出したときは「ChatGPT のふつうのチャットではまだ使えない」と書いていたけど、2026年10月7日(米国時間)からチャットにも来たよ。OpenAI の発表とリリースノートによると、Plus・Pro・Business・Enterprise のチャットは GPT-6 Sol、無料プランと Go は10月8日から順番に GPT-6 Luna を使うんだ。チャットに入ったのは「10月版」で、Work と Codex の9月版とは別の版だと OpenAI の安全性の資料に書かれているよ。いまの使える場所は GPT-6 の現況まとめ を見てね。ここから下は9月23日時点の内容だよ。

9月3日の GPT-6 Astra から、ほぼ3週間。GPT-6 の家族が2人増えたよ。2026年9月22日(米国時間)、OpenAI が 「GPT-6 Sol」 と 「GPT-6 Luna」 を公開したんだ。日本では9月23日の未明に発表が回ってきたね。

先に大事なことを2つだけ言うね。

  • API 料金は GPT-5.6 のときの半額か、それより安い。Sol は入力$2/出力$10 になったよ
  • でも ChatGPT のふつうのチャット画面では、まだ選べない。使えるのは ChatGPT Work と Codex、それに API なんだ

「GPT-6 が安く出た!さっそくチャットで……」と思った子は、ちょっと待ってね。どこで使えて、どこで使えないのか、順番に整理するよ。

何があったの?

  • OpenAI が2026年9月22日(米国時間)に GPT-6 Sol と GPT-6 Luna を公開した。 API のモデル名は gpt-6-sol と gpt-6-luna だよ
  • これで GPT-6 は 最上位の Astra(9月3日)・バランス型の Sol・軽くて安い Luna の3つになった。OpenAI の開発者向けガイドにも「GPT-6 の家族は Astra・Sol・Luna」と書いてあるよ
  • GPT-6 Terra は無い。 GPT-5.6 のときは Sol・Terra・Luna の3段だったけど、GPT-6 の真ん中のグレードは出ていないんだ。OpenAI の API ドキュメントにも GPT-6 Terra のページは無いよ
  • GPT-5.6 の Sol・Terra・Luna はそのまま使える。 公式は「展開のあいだも引き続き使える」と書いていて、終了日はまだ告知されていないよ

2つの仕様をまとめるとこんな感じ。

GPT-6 SolGPT-6 Luna
位置づけ賢さと費用のバランス型。複雑なコーディングやエージェント作業向けいちばん効率重視。決まった作業を大量にこなす向け
API のモデル名gpt-6-solgpt-6-luna
知識の新しさ2026年4月20日まで2026年5月18日まで
一度に読める量(コンテキストウィンドウ)1,050,000トークン1,050,000トークン
一度に書ける量(最大出力)128,000トークン128,000トークン
入力できるもの文章・画像(音声・動画は不可)文章・画像(音声・動画は不可)
考える量(effort)の段階none・low・medium(既定)・high・xhigh・max同じ

※トークンは、AI が文章を読み書きするときの「文字のかたまり」の単位だよ。「考える量(effort)」は、答える前にどれだけじっくり考えさせるかの段階のこと。上げるほど賢くなりやすいけど、そのぶん時間とお金がかかるんだ。

知識の新しさは、GPT-5.6(2026年2月16日まで)から2〜3か月進んだね。ちなみに Luna の知識は、最上位の Astra(4月30日まで)より新しいんだ。ちょっと面白いところだよ。

どこで使えるの? ここがいちばん大事だよ

有料プラン(Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu)無料プラン・Go
ふつうのチャット(Chat)使えない(既定は GPT-5.6 Sol のまま)使えない(既定は GPT-5.6 Luna のまま)
ChatGPT Work と CodexGPT-6 Sol と GPT-6 Luna が使えるデスクトップアプリで GPT-6 Luna が使える

OpenAI の発表文には「これらのモデルは、まだ Chat では使えません」とはっきり書いてあるんだ。ヘルプセンターにも「GPT-6 Sol と Luna は ChatGPT Work と Codex 向けのモデルで、ふつうの会話では使えない」とあるよ。いつチャットに来るのかは、まだ書かれていないんだ。【10月9日追記】2026年10月7日(米国時間)にチャットにも来たよ。 有料プランは GPT-6 Sol、無料プランと Go は10月8日から順番に GPT-6 Luna なんだ(上の表と下の図は9月23日時点のまま残しているよ)。

API はこれとは別で、開発者がプログラムからモデル名 gpt-6-sol・gpt-6-luna を指定して、使った分だけ払う形だよ。

GPT-6 Sol と GPT-6 Luna が使える場所をまとめた図。ChatGPT のふつうのチャットは GPT-5.6 のまま。有料プランの ChatGPT Work と Codex では GPT-6 Sol と GPT-6 Luna が使える。無料プランと Go はデスクトップアプリで GPT-6 Luna。API のモデル名は gpt-6-sol と gpt-6-luna。

ChatGPT Work ってなに? プランの名前じゃないよ

ここで引っかかりやすいのが 「ChatGPT Work」 という名前。Plus や Pro みたいなプランの名前ではないんだ。

ChatGPT Work は、2026年7月9日に始まった ChatGPT の中の「エージェント」機能。長くて手順の多い仕事を任せるためのモードで、つないだアプリやファイルを調べて、文書・表計算・スライド・レポートみたいな「完成品」まで作ってくれるよ。途中経過を見られて、大事な操作の前には確認してくれるんだ。デスクトップアプリでは、ふつうのチャットと切り替えて使えて、Codex もその隣に並んでいるよ。

Codex は、OpenAI のコーディング用 AI(プログラムを書いたり直したりする相棒)のこと。Work と Codex は利用枠とクレジットを共有しているよ。ChatGPT のプランに入っていれば、追加料金なしでその枠の中で使えるんだ。

プランごとに気をつけること

  • 有料プラン:Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu の Work と Codex で、9月22日から順番に使えるようになっている。OpenAI は ChatGPT 側を「1日かけて段階的に」出すと説明していたから、まだ出ていなければ少し待ってね
  • Enterprise と Edu:公開時点ではオフになっている。管理者が有効にしないと選べないよ
  • 無料プランと Go:デスクトップアプリで GPT-6 Luna が使える(こちらも段階的に展開中)。Web やスマホの Work はもともと有料プラン向けなので、使うならデスクトップアプリだよ。ただ、デスクトップアプリの Work と Codex のどちらで使えるのかまでは、公式の書き方からははっきりしなかった
  • Codex のクラウド実行(cloud chats):ここは GPT-5.6 Sol のままで、モデルを変えられないよ
  • Codex の CLI(黒い画面で使う版)なら、codex --model gpt-6-sol か codex --model gpt-6-luna で指定できるよ

それから OpenAI の Tibo Sottiaux さんは、公開にあわせて Plus・Pro・Business の全アカウントに、取っておけるリセットを1回ぶん入れると X に投稿していたよ。どの利用枠が戻るのか、いつまで使えるのかは書かれていないんだ。

Codex で送れる回数の目安は、約1.5倍

料金ページには、Codex と Work で 5時間あたりに送れるメッセージ数の目安も載っているよ。決まった上限ではなく、作業の重さで変わる目安ね。

モデルPlus での目安(5時間あたり)
GPT-6 Astra5〜45
GPT-6 Sol15〜150
GPT-5.6 Sol10〜100
GPT-6 Luna350〜3,000
GPT-5.6 Luna250〜2,000

API の単価は半分になったのに、サブスクで送れる回数の目安は約1.4〜1.5倍(Pro でも同じくらいの倍率)。2倍にはなっていないんだ。「サブスクでも2倍使える」と思うと、ちょっと期待しすぎかもしれないね。

ChatGPT の外だと?

  • GitHub Copilot:GPT-6 Sol は Copilot Pro+・Max・Business・Enterprise、GPT-6 Luna は Copilot Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise で使える(順番に展開中)。Business と Enterprise は、管理者が止めていなければ自動で有効になるよ
  • Amazon Bedrock(AWS) と Microsoft Foundry(Azure) でも、同じ日に一般提供が始まった
  • Cursor では使えない。Cursor の公式モデル一覧に載っている OpenAI のモデルは、9月23日時点で GPT-5.6 の3つだけ。OpenAI は8月に、SpaceX に買収された Cursor には今後のモデルを出さず、11月12日で提供を終えると発表しているんだ(くわしくはこちらの記事)

料金はどれくらい下がったの?

モデル(100万トークンあたり)入力キャッシュ入力出力
GPT-5.6 Sol$4$0.40$20
GPT-6 Sol$2$0.20$10
GPT-5.6 Luna$0.20$0.02$1.20
GPT-6 Luna$0.10$0.01$0.50

キャッシュ書き込みは Sol が $5.00 → $2.50、Luna が $0.25 → $0.125。下がった幅は、Sol が入力・出力とも50%、Luna は入力50%・出力58.3%だよ。

※キャッシュ入力は、一度読ませた同じ前置きを読み直すときの料金(ふつうの入力の10%)。キャッシュ書き込みは、その前置きを覚えさせるときの料金(ふつうの入力の1.25倍)だよ。OpenAI は、GPT-6 では最初からキャッシュが当たりやすくなったとも説明しているんだ。

  • Sol はちょうど半額。最上位の GPT-6 Astra(入力$10/出力$50)とくらべると、5分の1だね
  • Luna は入力が半額、出力は $1.20 → $0.50 で58.3%引き。OpenAI の発表文の料金表では両方とも「50% cheaper」と書いてあるけど、Luna の出力はそれ以上に下がっているんだ

ただ、くらべる相手の値札にはちょっと注意がいるよ。

  • GPT-5.6 Sol の $4/$20 は、料金ページで「少なくとも2026年11月21日まで」と書かれた期間限定の価格なんだ(8月の値下げの話はこの記事にまとめたよ)。OpenAI 自身も「GPT-5.6 のプロモ価格とくらべて50%値下げ」という書き方をしている。なお GPT-5.6 Luna の $0.20/$1.20 は、7月30日に80%値下げされたあとの価格だよ
  • 一方の GPT-6 の新料金は、OpenAI の広報担当者が VentureBeat に「期間限定ではなく恒久的な価格」と説明していて、The New Stack にも「標準の価格」と答えている。公式ドキュメントにも期限は書かれていないよ。ただし「恒久的」という言葉は、公式ドキュメントではなく、報道に出てきた広報のコメントと、OpenAI の Tibo Sottiaux さんの X 投稿(「API 価格を恒久的に50%下げる」)に出てくるものなんだ

使い方ごとの料金はこう。

使い方GPT-6 SolGPT-6 Luna
標準$2/$10$0.10/$0.50
Batch・Flex(急がない処理・半額)$1/$5$0.05/$0.25
Fast モード(速さ優先・2倍)$4/$20$0.20/$1.00
入力が27万2千トークンを超えたとき$4/$15$0.20/$0.75

※左が入力、右が出力(100万トークンあたり)。入力が27万2千トークンを超えると、そのリクエスト全体が「入力とキャッシュは2倍・出力は1.5倍」で計算されるよ。料金の見方はトークン料金の用語解説も参考にしてね。

性能は上がったの? 前の Sol より低い項目もあるよ

OpenAI が公表したグラフのデータから、考える量をいちばん上の「max」にそろえて並べてみたよ。まずは点数から。

テスト(何を測る?)GPT-6 SolGPT-5.6 Sol
DeepSWE 1.1(コードの修正)68.8% ↓72.7%
OSWorld 2.0 オフライン版(パソコン操作)64.4% ↓66.2%
FrontierCode 1.1 Main(そのまま取り込める品質のコード)49.3% ↑47.5%
AutomationBench 1.0.6(業務ツールをまたぐ自動化)32.0% ↑28.8%
Agents' Last Exam V1(55の業種の実務)56.4% ↑52.8%

次に、1つの課題を解き終えるまでにかかった費用(1タスクあたりの費用)。

テストGPT-6 SolGPT-5.6 Sol
DeepSWE 1.1$2.74$6.46
OSWorld 2.0 オフライン版$3.25$7.71
FrontierCode 1.1 Main$2.14$5.19
AutomationBench 1.0.6$0.34$0.67
Agents' Last Exam V1$2.93$7.13

※どれも OpenAI の公表値だよ。↑↓は前の GPT-5.6 Sol とくらべて上がったか下がったか。最上位の GPT-6 Astra は、同じ5項目の点数がどれも Sol より上(73.2%・73.5%・53.3%・41.4%・59.3%)で、1タスクの費用も $1.73〜$9.07 とすべて Sol より高いよ。

見てほしいのは3つ。

  • DeepSWE と OSWorld では、GPT-6 Sol は前の GPT-5.6 Sol より点が低い。DeepSWE は3.9ポイント、OSWorld は1.8ポイント下なんだ
  • そのかわり、5項目すべてで1タスクの費用が GPT-5.6 Sol の約半分か、それ以下。「同じくらいの仕事を、ずっと安く」が今回の売りだね
  • 最上位の Astra は、この5項目すべてで一番上。でも1タスクの費用も、すべて Sol より高いよ

OpenAI が発表で強調しているのも、「同じくらいの点を、ずっと安く」のほう。たとえば AutomationBench では「Sol(xhigh)の 33.2% が Claude Opus 5(max)の 26.9% を、1タスクの費用9%で上回る」、Agents' Last Exam では「Sol(max)の 56.4% が Opus 5 の最高点を、60%安い費用で上回る」と書いているよ(グラフでは、Opus 5 の最高点は high の 55.9%)。ただ、これは考える量の設定をそろえた比較ではないから、読むときは気をつけてね。ついでに言うと、AutomationBench は max より xhigh(33.2%)のほうが点が高い。いちばん上の設定がいつも一番いいとは限らないんだ。

※GPT-6 Astra の記事で紹介した OSWorld 2.0 の数字(GPT-5.6 Sol 65.7%・Astra 72.6%)は、9月3日の Astra の発表の表の値だよ。同じオフライン版と書かれているけど、今回のグラフの max の値(66.2%・73.5%)とは少しちがう。DeepSWE の Astra 74.1% は、今回のグラフだと xhigh の値にあたる。上の表は max の 73.2% をのせているから、混ぜないでね。

Luna も同じように並べるとこうなるよ。

テストGPT-6 LunaGPT-5.6 Luna
DeepSWE 1.166.6%62.2%
OSWorld 2.0 オフライン版52.7%52.7%
FrontierCode 1.1 Main42.4%39.8%
AutomationBench 1.0.620.7%17.0%
Agents' Last Exam V150.9%50.4%

1タスクあたりの費用は、上から順に GPT-6 Luna が $0.22・$0.27・$0.11・$0.037・$0.15、GPT-5.6 Luna が $0.53・$0.49・$0.37・$0.070・$2.57 だよ。

Luna は OSWorld がほぼ同点(GPT-5.6 Luna が0.03ポイントだけ上)で、残りの4項目は上がったよ。しかも1タスクの費用はぜんぶ下がっている。DeepSWE の 66.6% は Sol の max(68.8%)まで2.2ポイント差で、1タスクの費用は約12分の1。安く大量にこなしたい作業なら、Luna でかなり足りる場面がありそうだね。

事実の誤りは減ったの?

OpenAI がいちばん推しているのがここ。ユーザーが「まちがってる」と指摘した難しい会話を集めて、答えに事実の誤りが1つでも入る割合を測ったんだ(低いほど良い)。

モデルmedium(API の既定)max
GPT-6 Astra4.4%3.9%
GPT-6 Sol6.9%4.6%
GPT-5.6 Sol15.0%8.5%
GPT-6 Luna17.5%7.6%
GPT-5.6 Luna24.7%12.0%
  • Sol は medium で 15.0% → 6.9%、max で 8.5% → 4.6%。OpenAI の言う「前の世代の約半分で、Astra の信頼性に近づいている」は、グラフの数字どおりだよ
  • Luna は max にすると 7.6% で、GPT-5.6 Sol の max(8.5%)より少ない。OpenAI は「約100分の1の費用で GPT-5.6 Sol に並ぶ」と書いているけど、グラフの費用で max 同士を計算すると約70分の1だった。それでもとても安いけどね

※この会話は「誤りが起きやすいものを集めた」もので、ふだんの使い方での誤り率ではないよ。答えの長さのちがいも調整していない、と OpenAI 自身が注記しているんだ。ただし、答えの長さを変えて確かめた範囲では、結果は長さにほとんど左右されなかったとも書いているよ。

第三者の評価はどうだった? 総合点は「横ばい」

第三者機関の Artificial Analysis が測る総合の賢さ指標(Intelligence Index。v4.3.2・考える量は max・9月23日確認)だと、こうなったよ。

モデル総合の賢さ指標1タスクの費用1タスクで出したトークン
GPT-6 Sol48$1.06約3.1万
GPT-5.6 Sol47$1.99約2.9万
GPT-6 Luna37$0.07約5.1万
GPT-5.6 Luna37$0.18約4.1万

※1タスクの費用とトークンは、Artificial Analysis の9月22日の記事の値だよ。参考までに、GPT-6 Astra は同じ指標(v4.3.2)で 53 なんだ。

  • Artificial Analysis 自身も「賢さの指標は GPT-5.6 と同じ水準で、費用が半分になった」とまとめているよ
  • 大事なのは、1タスクで出したトークンはむしろ少し増えていること。安くなったのは単価が下がったからで、「少ないトークンで済むようになったから」ではないんだ
  • 知識のテスト AA-Omniscience での作り話(ハルシネーション)の割合は、Sol が 92% → 60%、Luna が 93% → 77% に下がった。この割合は、正しく答えられなかった問題のうち、「わからない」と言わずにまちがった答えを出した割合のことだよ。ただし Sol はわからないときに答えないことが増えていて(答えた割合は 99% → 83%)、そのぶん正答率も 59% → 54% に下がっているよ
  • 反対に、実務の成果物を採点する GDPval-AA v2.1 では下がった。レーティング(強さの点数)で Sol は約100、Luna は約75のマイナスで、成果物が短くなって必要な要素が抜けることが増えたのが原因だそうだよ
  • コーディングを任せたときの Coding Agent Index は、Sol が57で前の世代より2ポイント上、Luna は41で2ポイント下だった

OpenAI の「事実の誤りが約半分」と、Artificial Analysis の「作り話が減った」は同じ方向の結果だね。でも総合点は横ばいで、成果物づくりは少し苦手になった。全部が上がったモデルではない、というのが公平な見方だと思うよ。

安全面はどう判定されたの?

  • OpenAI の安全の指針(Preparedness Framework)で、GPT-6 Sol と Luna はサイバーセキュリティと生物・化学の両方で「High」。いちばん上の「Critical」ではないよ
  • これは GPT-5.6 Sol・Luna と同じ判定で、安全対策も GPT-5.6 と同じ一式を使っている。AI の自己改良の分野は High 未満だよ
  • 最上位の GPT-6 Astra は、サイバーで初めて「Critical」になったモデルのまま。ここは Sol・Luna とはっきり分かれているんだ
  • Sol と Luna 専用のシステムカード(安全性の報告書)は無くて、GPT-6 Astra のシステムカードに Sol・Luna の章が9月22日に追加された形だよ

発表には「ごまかし」や「ルールのすり抜け」の測定ものっていたよ。どれも、わざと難しい状況を作って試すテストで、ふだんの使い方での失敗率ではないんだ。低いほど良いよ。

テスト(max)GPT-5.6 SolGPT-6 Sol
コーディング作業でごまかす割合10.4%1.3%
検索ツールが壊れていることを伝えない割合77.5%4.9%
Codex の自動レビューをすり抜けようとした割合7.3%0.0%
「アクセス拒否」の警告を回り道で突破しようとした割合68.2%64.4%

上の3つは大きく減ったけど、いちばん下の「警告の回り道」は 68.2% → 64.4% でほとんど減っていない。The New Stack も気になる結果として取り上げていたよ。※このテストは、製品で使っている安全装置を全部は入れずに行った、と OpenAI が注記しているんだ。

ほかに気をつけることは?

GPT-5.5 は10月14日に ChatGPT から引退するよ

2026年10月14日に、GPT-5.5 が ChatGPT・ChatGPT Work・Codex から全プランで引退するんだ(API はそのまま使える)。Codex で GPT-5.5 を選んでいる子は、それまでに切り替えておこうね。

  • 有料プラン(Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu) → GPT-6 Sol
  • 無料プラン・Go → デスクトップアプリで GPT-6 Luna

保存したモデル設定やスクリプトに gpt-5.5 と書いてあるなら、そこも差し替えが必要だよ。

同じ日に Claude Opus 5.5 も出たよ

同じ9月22日に、Anthropic も Claude Opus 5.5(入力$4/出力$20)を公開したんだ。こっちは別の記事にまとめたよ。OpenAI の比較グラフに並んでいた Anthropic のモデルは、7月の Claude Opus 5 と Fable 5/5.1。同じ日に出た Opus 5.5 とはくらべていないから、グラフの「Opus 5 より安くて強い」をそのまま Opus 5.5 に当てはめないでね。

開発者向けのメモ

  • Sol と Luna は、考える量に none(考えない)を選べる。Astra は選べないよ
  • Chat Completions API で関数呼び出しが使えるのは、考える量が none のときだけ。道具(ツール)を使うなら Responses API が案内されているよ
  • 微調整(ファインチューニング)、Realtime API、Assistants API には対応していない
  • API の利用実績のランク(Tier)が Free のアカウントでは使えなくて、Tier 1 からだよ
  • Codex では、最初は Sol は Medium、Luna は High から始めるのがおすすめと書かれているよ

ぼくの感想

今回いちばん面白いと思ったのは、OpenAI 自身のグラフに「前の Sol より低い数字」がのっているところなんだ。DeepSWE も OSWorld も、max 同士だと GPT-5.6 Sol のほうが上。それでも OpenAI が胸を張れるのは、同じくらいの仕事を半分くらいのお金で終わらせられるからだよね。

つまり GPT-6 Sol は「いちばん賢い Sol」ではなくて、「だいたい同じ賢さで、ずっと安くて、まちがいが少ない Sol」なんだと思う。第三者の Artificial Analysis が「賢さは横ばい、費用は半分」とまとめたのも、同じ見方だね。

それと、チャットで使えないのは地味に大きい。Plus の子が「GPT-6 Sol を試したい」と思ったら、チャット欄じゃなくて Work か Codex を開く必要があるんだ。ここを知らないと「どこにも無い!」ってなりそうな気がするよ。

お金の話ももう1つ。API は半額でも、サブスクで送れる回数の目安は約1.4〜1.5倍。API で使う人ほど得をする値下げだと思っておくと、期待とのずれが少ないかもしれないね。

まとめ

  • GPT-6 Sol・GPT-6 Luna は2026年9月22日(米国時間)公開。GPT-6 は Astra・Sol・Luna の3つで、GPT-6 Terra は無い。GPT-5.6 の3モデルは引き続き使える
  • API 料金は Sol が $2/$10、Luna が $0.10/$0.50。Sol はちょうど半額、Luna の出力は58.3%引き。くらべた GPT-5.6 Sol の $4/$20 は、少なくとも11月21日までの期間限定の価格
  • 公開時は ChatGPT のふつうのチャットでは使えなかった。使えるのは有料プランの Work と Codex で、無料・Go はデスクトップアプリで Luna、ほかに API。10月7日からはチャットにも来た(有料は Sol、無料・Go は Luna)
  • 性能は「同じくらいの点を、約半分の費用で」という方向。DeepSWE と OSWorld は max 同士だと GPT-5.6 Sol より低いけど、事実の誤りは約半分になった
  • 安全面は GPT-5.6 と同じ「High」。GPT-5.5 は10月14日に ChatGPT から引退するよ

モデルを横にならべて見たい子は、AIモデル比較表 と コスパ散布図 をどうぞ。対決ページなら Claude と ChatGPT、GPT-6 Astra と GPT-6 Sol、GPT-6 Sol と GPT-6 Luna があるよ。最上位の Astra の話は GPT-6 Astra の記事、GPT-6 のこれまでの流れは GPT-6 の現況まとめ、無料でどこまで使えるかは 無料枠トラッカー にまとめてあるよ。それじゃ、またね!

よくある質問

Q.GPT-6 Sol はいつ出た?
A.2026年9月22日(米国時間)です。日本時間では9月23日の未明にあたります。同じ日に軽量版の GPT-6 Luna も公開されました。ChatGPT の Work と Codex では当日から段階的に展開され、API ではモデル名 gpt-6-sol と gpt-6-luna で使えます。
Q.GPT-6 Sol と Luna の料金は?
A.API は100万トークンあたり、GPT-6 Sol が入力$2・出力$10(キャッシュ入力$0.20)、GPT-6 Luna が入力$0.10・出力$0.50(キャッシュ入力$0.01)です。GPT-5.6 Sol は$4/$20、GPT-5.6 Luna は$0.20/$1.20 なので、Sol は半額、Luna は入力が半額で出力は58.3%安くなりました。急がない処理の Batch と Flex は半額、速さ優先の Fast モードは2倍です。入力が27万2千トークンを超えると、そのリクエスト全体で入力が2倍・出力が1.5倍になります。ChatGPT では、追加料金なしで Work と Codex の利用枠の中で使えます。
Q.無料の ChatGPT で GPT-6 は使える?
A.使えます。2026年10月7日(米国時間)の発表で、無料プランと Go のふつうのチャットは GPT-6 Luna を使うことになり、10月8日から順番に切り替わっています。それより前から、デスクトップアプリでも GPT-6 Luna が使えました(9月22日から順番に)。GPT-6 Sol は無料プランと Go の対象ではなく、Plus・Pro・Business・Enterprise のチャットと、Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu の ChatGPT Work と Codex で使えます。
Q.GPT-6 Terra はある?
A.2026年9月23日時点ではありません。OpenAI の開発者向けガイドは、GPT-6 の家族を GPT-6 Astra・GPT-6 Sol・GPT-6 Luna の3つとしています。前の世代の GPT-5.6 Terra(入力$2・出力$12)は、GPT-5.6 Sol・Luna と同じく引き続き使え、提供終了日はまだ告知されていません。
Q.GPT-6 Sol と GPT-5.6 Sol の違いは?
A.API 料金が入力$4・出力$20から$2・$10に下がり、知識の新しさが2026年2月16日までから4月20日までに進みました。OpenAI の評価では、ユーザーが誤りを指摘した難しい会話での事実の誤りが、API の既定の設定(medium)で15.0%から6.9%に減っています。一方、考える量を最大にしたときの DeepSWE(68.8% 対 72.7%)と OSWorld 2.0 オフライン版(64.4% 対 66.2%)は GPT-5.6 Sol のほうが上です。第三者機関 Artificial Analysis の総合の賢さ指標(v4.3.2・2026年9月23日時点)は48と47で、ほぼ同じでした。
Q.GPT-6 Sol と GPT-6 Astra はどっちを使えばいい?
A.OpenAI は、最上位の GPT-6 Astra をいちばん難しい仕事向け、GPT-6 Sol を賢さと費用のバランスを取りたいとき向けと位置づけています。OpenAI 公表の5つのテストでは、考える量を最大にそろえると Astra がすべて上でしたが、1タスクあたりの費用はすべて Sol のほうが安く済みました。API 料金は Astra が入力$10・出力$50で、Sol の5倍です。第三者機関 Artificial Analysis の総合の賢さ指標(v4.3.2・2026年9月23日時点)は Astra 53、Sol 48 でした。
Q.ChatGPT Work とは?
A.ChatGPT の中にあるエージェント機能で、プランの名前ではありません。2026年7月9日に始まり、長くて手順の多い仕事を任せると、つないだアプリやファイルを調べて、文書・表計算・スライドなどの完成品まで作ります。Web とスマホでは、無料プランと Go を除く有料プラン向けです。利用枠とクレジットは Codex と共有されます。GPT-6 Sol と GPT-6 Luna は、公開時は ChatGPT ではこの Work と Codex だけで使えました(2026年10月7日からはふつうのチャットにも入っています)。

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