ai-garage

🎵音声・音楽AI

声も、音楽も、AIが作る。

音声合成・音声クローン・音楽生成、ナレーション、文字起こし、リアルタイム翻訳。耳に届くものすべてがAIの守備範囲に。

4 モデル
4 用途
5 タスク

WHAT IS

音声・音楽AIって何?

音声・音楽AIは、テキストから自然な声を作る「TTS」、声を真似る「音声クローン」、歌や曲をゼロから作る「音楽生成」、音声を文字に起こす「STT」など、音まわり全般をカバーするカテゴリです。 ElevenLabs(2026年9月公開の Eleven v4 + Scribe v2 Realtime)が業界標準として君臨し、OpenAI GPT-Realtime-2 / Translate / Whisper(2026-05)、Google Gemini 3.5 Transcribe(2026-08 公開・85以上の言語に対応した文字起こし専用モデル)、Suno v6・Udio(音楽生成)、ChatGPT Voice / Gemini Live / Grok Voice(対話)などが主要プレイヤー。

HISTORY

ここまでの歴史

2010年代の TTS は機械的な声が当たり前でしたが、2022年以降のニューラルTTSで人間と区別がつかないレベルへ。2023年に ElevenLabs が「数秒のサンプルで声をクローン」を実用化、業界の標準を塗り替えました。 2024年に Suno が音楽生成の先頭を走り、Udio が追随。2025年に ChatGPT の音声モードと ElevenLabs Conversational AI が「リアルタイム会話」を本格化。2026年は『リアルタイム150ms翻訳』『商用音楽の権利クリア』が主戦場。Scribe v2 Realtime(150ms / 57言語)、GPT-Realtime-2(GPT-5 級推論搭載)、Suno v5.5 が出揃い、Udio は UMG・ワーナーとの提携を発表したものの、ライセンス版の新基盤は未ローンチのままです。9月には Suno v6 と ElevenLabs の Eleven v4 が公開され、10月には Suno が語りと音楽を一緒に作る Speech をベータ公開しました。

2026 TRENDS

2026年のトレンド

2026年のキーワードは『リアルタイム会話』『多言語音声クローン』『商用権利クリア』『パーソナライズ』。電話・カスタマーサポート・通訳の現場で AI ボイスが定着し始めました。 音楽生成は『個人クリエイター用』として完全実用域。Udio は UMG(2025-10)・ワーナー(2025-11)と提携して権利クリアなプラットフォームへの移行を表明していますが、新基盤は2026年10月時点でも未ローンチです。

HOW TO CHOOSE

選び方の軸

1

声を作る・クローンする → ElevenLabs(最新は Eleven v4。業界標準)

2

リアルタイム文字起こし → ElevenLabs Scribe v2 Realtime(150ms / 57言語)

3

高精度文字起こし(バッチ)→ Scribe v2(90+ 言語、98% 話者ラベル精度)

4

多言語をとにかく安く文字起こし → Gemini 3.5 Transcribe(85以上の言語を自動判別・日本語 ja-JP 対応・音声1分あたり およそ $0.005・無料枠あり。ただし話者の切り分けを使うと音声30分までに制限)

5

AI と音声で会話する → ChatGPT Voice(GPT-Realtime-2)/ Gemini Live / Grok Voice

6

リアルタイム翻訳 → GPT-Realtime-Translate(70→13言語、$0.034/分)

7

歌や楽曲を作る → Suno v6(無料でも軽量版の v6-mini が使える)/ Udio(音質重視。ただし権利クリアな新基盤は準備中)

USE CASES

用途別の使い方

YouTube・ポッドキャストのナレーション

数秒のサンプルから自分の声をクローン。ElevenLabs(最新は Eleven v4)が圧倒的に自然。

会議の議事録・リアルタイム文字起こし

Scribe v2 Realtime で 150ms レイテンシのライブ字幕。バッチなら Scribe v2 で 98% 話者ラベル精度。コストを抑えたいなら Google の Gemini 3.5 Transcribe が音声1分 およそ $0.005 で、言い直しの除去や話者の切り分けにも対応します(話者の切り分けを使うと30分までの音声が対象)。

オリジナル楽曲・テーマソング作成

Suno の Voices で自分の声をクローンして歌わせるのが2026年の遊び方(最新モデルは2026年9月公開の v6)。Udio は音質でプロ寄りですが、UMG・ワーナーとのライセンス版は未ローンチ。まず無料で試すなら Gemini アプリの Lyria 3.5(2026年9月4日・米国時間から全ユーザーに展開。前の Lyria 3 は1曲30秒まで)。

AIと音声で会話する・リアルタイム翻訳

ChatGPT Voice(GPT-Realtime-2)で GPT-5 級推論を保ったまま音声対話。海外通話は GPT-Realtime-Translate。

ALL MODELS

全4モデル一覧

このカテゴリの全モデルを比較

Lyria 3 / 3.5

Google DeepMind

はじめて度

★★★★★

Gemini アプリの中で使える Google の音楽生成AI。日本語対応で、無料でも試せる。最新は Lyria 3.5。

  • ◎ Gemini アプリから追加契約なしで使える(無料枠あり)
  • ◎ 文章だけでなく画像からも曲を作れる
  • ◎ 歌詞まで自動で作ってくれる
  • ◎ 日本語を含む8言語に対応(英・独・西・仏・ヒンディー・日・韓・ポルトガル)
  • ◎ YouTube の Dream Track にも展開
  • ◎ Lyria 3.5(2026-07-29 米国時間に Google Flow Music で提供開始)は、音楽性・歌詞・ボーカルの質が向上(Google 公表)
  • ◎ Lyria 3.5 は 2026-09-03(米国時間)に Gemini API で提供開始(モデルID lyria-3.5。Gemini API の変更履歴では一般提供=GA と表記)。フル尺の曲を作れ、長さや構成を細かく指定できる。文章と画像から作れて、出力は 44.1kHz のステレオ音声
  • ◎ 2026-09-04(米国時間)には Gemini アプリ(ウェブ・モバイル、全ユーザー)にも Lyria 3.5 が展開。Google Flow Music、Google AI Studio、Google Vids からも使える
  • △ Lyria 3 は1曲30秒まで。フル尺の曲づくりは Gemini API の Lyria 3.5 か Suno / Udio のほうが向く(Gemini アプリの Lyria 3.5 で作れる長さは未確認)
  • △ 18歳以上限定
  • △ 生成した曲には SynthID の電子透かしが入る
料金 無料でも使える。Google AI Plus / Pro / Ultra を契約すると生成できる回数が増える。Gemini API の Lyria 3.5 はフル尺1曲 $0.08(無料枠なし)
💡「AIで音楽を作るってどんな感じ?」を一番手軽に試せる。動画のBGMや効果音づくりの入口に。
公式サイトを見る →

Suno

Suno

はじめて度

★★★★★

歌詞と曲調を指示するだけで歌を作る AI。2026年9月に新世代の v6 を公開し、語りと音楽を一緒に作る Speech もベータで登場。

  • ◎ ボーカル入りの曲が秒で作れる
  • ◎ Suno v6(2026-09-09):Warner Music Group・BMG・Believe など音楽業界のパートナーと共同開発した新世代モデル。主力の v6 と意外性重視の v6-wild は Pro / Premier、速くて軽い v6-mini は無料プランでも使える。曲の一部だけを言葉で直す、歌詞の1か所だけを差し替える、画像や動画から曲を作るといった操作にも対応
  • ◎ Suno Speech(2026-10-01 ベータ、全ユーザーに開放):声(語り)と音楽を1本のトラックとしていっしょに作る
  • ◎ Voices:自分の声をクローンして歌わせられる
  • ◎ Custom Models:自作楽曲で個別チューニング可能
  • ◎ My Taste:嗜好を学習して提案精度向上
  • ◎ 8分超の長尺楽曲もベース機能化
  • ◎ Suno Studio 2.0(2026-08-13、Premier 限定):MIDI の録音・編集、チャットからのプラグイン生成、ステム分離と 32bit/48kHz マルチトラック書き出し
  • △ 無料プランで使えるのは軽量の v6-mini で、商用利用は不可。v6 / v6-wild は Pro / Premier 限定
  • △ 2026-09-03 からダウンロード数に上限(無料は生涯7曲、Pro は月20曲、Premier は月60曲。Premier の Suno Studio 経由の書き出しのみ無制限)。9/3 より前に作った曲にも適用され、超過分は追加購入
  • △ レーベルとの関係は Warner(2025-11)に続き BMG とも提携(2026-08-12、過去利用分も解決)。ただし UMG・Sony とは係争継続中(2026-08 時点)
  • △ v6 の展開にあわせて v5.5 などの旧モデルは順次引退し、Suno は v6 世代に一本化される(引退の日付は 2026-10-09 時点で未告知)
料金 無料あり、Pro 月10ドル〜(年払いなら月8ドル相当)
💡「自分のテーマソング」を作って遊ぶ感覚で使える。
公式サイトを見る →

ElevenLabs

ElevenLabs

はじめて度

★★★★☆

音声合成の業界標準から「声・音楽・エージェント」の統合プラットフォームへ。2026年9月に新世代の音声モデル Eleven v4 を公開。

  • ◎ Eleven v4(2026-09-28 公開):表現力と声のクローンの質を高めた新世代の音声合成モデル。90以上の言語に対応し、ElevenAgents・ElevenCreative・API で使える。リアルタイム向けには Eleven v4 Turbo(公表値は処理時間の中央値で約100ms)がある
  • ◎ Eleven v3:70+ 言語、[whispers] などの Audio Tags で感情演出
  • ◎ Eleven Music(v2 は 2026-05、v2.5 は 2026-09-14 に API で使えるようになり、公式モデル一覧で「最も高度な音楽モデル」):曲中のジャンル切替・セクション単位の再生成。ライセンス済みデータのみで学習し商用利用OK
  • ◎ Scribe v2 batch(90+ 言語、話者分離32人)/ Scribe v2 Realtime(約150ms レイテンシ)/ 医療・診療の音声向けの Scribe v2 Medical(2026-09-11 一般提供)
  • ◎ 数秒のサンプルで本人そっくりの声を作る
  • ◎ Dubbing v2(2026-05-28):90+ 言語の吹き替えで、元の話者の声だけでなく感情・間合い・話速まで移す。2026-08-06 から API 経由でも使える(公式 docs の更新履歴には 2026-08-10 付で掲載)
  • ◎ 会話エージェント基盤「ElevenAgents」も展開。専用の Eleven v3 Conversational(応答 約280ms)で電話・Web の音声対話に対応し、2026-10-05 には会話用の声の既定モデルが Eleven v4 Turbo に変わった
  • ◎ 公式のコマンドラインツール「ElevenLabs CLI」v1.0(2026-08-24):ElevenLabs API の全操作をターミナルのサブコマンドとして呼べる。出力は JSON / 表 / YAML / CSV から選べ、ページ送りの自動処理とシェル補完にも対応
  • △ Eleven v4 Turbo の約100ms は、モデルが音声を作る処理時間の中央値。アプリや通信の遅れは含まない(リクエストから声が聞こえ始めるまでの中央値は約150ms と公表。こちらも通信の遅れを除いて測った値)
料金 無料あり(月10,000クレジット・商用利用は不可)、Starter 月6ドル〜(ここから商用ライセンス付き)。2026-05-07 に API 料金を引き下げ(音声合成 最大55%・文字起こし 最大45%・エージェント 最大20%)、従量課金も開始
💡ナレーション・YouTube・ポッドキャスト・文字起こしで業界標準。BGMまでここで完結するようになった。
公式サイトを見る →

Udio

Uncharted Labs

はじめて度

★★★★☆

Suno のライバル。UMG と和解しライセンス済みプラットフォームへ移行中——ただし新基盤はまだ準備中。

  • ◎ 48kHz stereo 出力、stem 分離、key 制御(ただし現在は書き出し不可で、サイト内での利用のみ)
  • ◎ audio-to-audio remix で既存楽曲をリミックス
  • ◎ 音質・楽曲構成のクオリティが高い
  • ◎ UMG(2025-10)・Warner(2025-11)に加え、インディー系の Merlin(2026-01)と出版の Kobalt(2026-04)ともライセンス契約。権利クリアは業界で最も進んでいる
  • △ 音声・動画・ステムのダウンロードは全面停止中(サイト内での作成・共有のみ。代わりにクレジット増量)
  • △ UMG 共同の新プラットフォームは「2026年内」予定のまま未ローンチ(2026-08-30 時点。公式ブログは 2025-11 を最後に、公式チェンジログも 2026-01-28 を最後に更新が止まっている)
  • △ モデル自体の更新が1年以上ない。公式チェンジログ上の最後のモデル更新は 2025-03-18 の Allegro v1.5 で、以降に足されたのは機能(2025-06-26 Sessions、2025-09-11 Voices)だけ
  • △ Sony Music とは係争継続中。2026-07-20 には対象を3万曲超に広げた2件目の訴訟を提起され、争点はむしろ拡大している
料金 無料あり(月100クレジット)、Standard 月10ドル〜
💡Suno が遊び系なら、Udio はちょっとプロ寄り。商用音楽の権利クリアが進んでる分、今は「持ち出し」に制限あり。
公式サイトを見る →

CAVEATS

気をつけること

△

音声クローンは詐欺・なりすましリスク。自分の声以外は本人の明確な同意が必須

△

音楽生成は既存楽曲との類似性が出ることがある。商用利用前にチェック(Udio のライセンス版プラットフォームは2026年10月時点でも未ローンチ)

△

音声透かし・AI生成表示の義務化が各国で進行中。配信プラットフォームのルール確認を

△

文字起こしは話者識別・専門用語・固有名詞でミスが出やすい。校正前提で使う

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