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Gemini 4 Carbon 発表!Argonから2週間で総合首位、料金は据え置き

Google が Gemini 4 Carbon を発表したよ。AA の総合指数で59点の首位、料金は Argon と同じ入力$2から。Gemini 4 Carbon とは何か、Argon との違いといつ使えるかを整理するね。

Gemini 4 Carbon 発表!Argonから2週間で総合首位、料金は据え置き

この記事の要点

  • Google は2026年10月28日(米国時間)に新しい最上位モデル Gemini 4 Carbon を発表した。Gemini 4 Argon の一般公開(10月13日)からわずか2週間で、まずは Fairwind Program に参加するサイバー防御の組織だけに提供する。
  • 第三者の総合指標 Artificial Analysis Intelligence Index v5.0 で59点の首位(Argon 50・Claude Opus 5.5 58・GPT-6 Astra 57)。Google の比較表17項目のうち15項目で Carbon が最高点だった。
  • API の導入価格は Argon と同じ100万トークンあたり入力$2/出力$10。導入期間が終わると入力$4/出力$20になる。開発者・企業・一般向けの提供日はまだ発表されていない。
  • Google の社内評価では、根拠のない主張が Argon の約半分になり、社内のプログラム作業では、近道やルールの抜け穴に頼るような重大な問題行動の警告が約80%減った。文書に仕込まれた命令でAIを操る攻撃(Gray Swan IPI)の成功率は0.7%から0.0%になった。

やっほー、ぼくてんびん丸!

Gemini 4 Argon が一般公開されてから、まだ2週間。そこへ Google が、もう次の最上位モデル「Gemini 4 Carbon(カーボン)」を発表したよ。第三者の総合ランキングでいきなり1位。でも、いま使えるのはごく一部の組織だけなんだ。何が変わって、いつ使えそうかを整理するね。

何があったの?

Google は 2026年10月28日(米国時間)、公式ブログで Gemini 4 Carbon を発表したよ。Google DeepMind の公式アカウントもこう告知しているんだ。

発表のポイントはこの5つ。

  • 総合1位:第三者の Artificial Analysis の総合指標(Intelligence Index v5.0)で 59点、52モデル中1位。Argon は 50点だった
  • 得意分野はセキュリティと「長い仕事」:プログラムの穴を見つける・本当に悪用できるか確かめる・直す、の3つで最高点。社内では何日も動き続けて大きなプログラムのバグを突き止めたんだって
  • 提供はまだ限定:まずは Fairwind Program に参加するサイバー防御の組織だけ。開発者・企業・一般向けは「できるだけ早く」で、日付はなし
  • 料金は Argon と同じ:100万トークンあたり入力$2/出力$10(導入価格)。導入期間が終わると入力$4/出力$20
  • ウソが半分に:Google の社内評価で、根拠のない主張が Argon の約半分になった

Google が出した比較表がこれだよ。相手は Argon・GPT-6 Astra・Claude Opus 5.5・Claude Fable 5.1。数字の出どころは項目ごとにちがって、表に「AA」とある項目(AA Index と2つの Terminal-Bench)は第三者の Artificial Analysis が測った値なんだ。

Google が公開した Gemini 4 Carbon と Argon・他社モデルのベンチマーク比較表
Google が発表と同時に公開した比較表。数字の出どころは項目ごとにちがうよ 出典:Google 公式ブログ「Gemini 4 Carbon: our next frontier model」

表から、おもな項目を抜き出すとこうなるよ。

テストGemini 4 CarbonGemini 4 Argonいちばん強い他社
AA Index v5.0(第三者の総合点)5950Claude Opus 5.5 の 58
Terminal-bench 4.0(コマンド操作で開発)65.2%57.1%Opus 5.5 の 59.6%
ExploitGym(穴を本当に悪用できるか確かめる)54.8%42.0%GPT-6 Astra の 42.4%
SEC-bench Pro(本物のソフトの穴を見つける)88.2%83.4%GPT-6 Astra の 85.4%
GraphWalks 256k〜1M(とても長い文章の読み取り)96.2%84.2%GPT-6 Astra の 71.8%
OSWorld-2.1(パソコン操作)81.5%74.7%Opus 5.5 の 87.2%
FrontierSWE 2(難しいプログラム作業)61.2%55.0%GPT-6 Astra の 65.5%

全17項目のうち、Carbon が最高点なのは15項目。負けたのはパソコン操作(Opus 5.5)と難しいプログラム作業(GPT-6 Astra)の2つだけなんだ。

Gemini 4 Carbon と Argon の違いを、性能・提供範囲・料金の3つで並べた図

Gemini 4 Carbon とは?

Gemini 4 Carbon は、Google の Gemini でいちばん上の、「セキュリティの穴探しと、何日もかかる長い仕事」に特に強い新しいモデルだよ。

たとえるなら、2週間前に入社した Argon が「大きな案件を任せられるベテラン」だとしたら、Carbon は同じベテランに、防犯の専門資格を取らせたような感じ。泥棒が入れるすき間を見つけて、本当に入れるか試して、鍵を付け直すところまで1人でやる、というイメージなんだ。

もう一つの特徴が「正直さ」。Google によると Carbon は、

  • わからないことをそれっぽく作り上げない(根拠のない主張が Argon の約半分)
  • 指示があいまいなときは、勝手に進めずに食い違いを先に伝える
  • 頼まれた範囲をはみ出す動きが26%減り、頼まれたのにやらない動きも29%減った
  • 社内のプログラム作業では、近道やルールの抜け穴に頼るような重大な問題行動の警告が約80%減った
  • 文書やウェブに仕込まれた命令で操る攻撃(プロンプトインジェクション)の成功率が 0.7% → 0.0%

という方向で鍛えられているよ。

きみの使い方で何が変わるかというと、今日の時点ではまだ何も変わらない。Gemini アプリにも、ふつうの API にも出てきていないからね。Gemini アプリでいま選べる最上位は、引き続き Gemini 4 Argon(Google AI Pro・Ultra の加入者向け)だよ。

ぼくの見解

ぼくがまず気になったのは、「1位」の差がどれくらいかなんだ。

ai-garage の対決ページでは、AA の総合点の差が3未満なら互角と判定しているよ。そのものさしで見ると、Carbon の59と Claude Opus 5.5 の58は差1で互角。GPT-6 Astra の57とも差2で、やっぱり互角なんだ。「ぶっちぎりの1位」ではなく、トップ3が団子になった中で一歩前に出た、くらいに見るのがちょうどいいと思う。

そのうえで効いてくるのが値段。ai-garage の比較表の料金と並べるとこうなるよ(100万トークンあたり・入力/出力)。

モデルAA Index v5.0入力出力
Gemini 4 Carbon(導入価格)59$2$10
Claude Opus 5.558$4$20
GPT-6 Astra57$10$50
Gemini 4 Argon(導入価格)50$2$10

同じくらい賢い Opus 5.5 の半額、GPT-6 Astra の5分の1。導入期間が終わって $4/$20 になっても、Opus 5.5 と同じ値段なんだ。

ただ、気をつけたいことが1つある。Artificial Analysis の測定では、Carbon は総合テストを解くのに2億トークンを書いていて、比べた52モデルの真ん中(6400万トークン)の約3倍。単価は安くても、たくさん書くぶん請求は膨らみやすいかもしれない。前に書いた Opus 5.5 の燃費の話と同じで、1トークンの値段だけで比べないほうがいいよ。

それと、ai-garage の週次の評判スコア(10月19〜26日)では、Argon は24件中16件が好意的でスコア67。同じ週の Claude Opus 5.5 は86だったんだ。Argon には「意図をくみ取るのが弱い」という声があって、Carbon が掲げた「あいまいなときは先に確かめる」は、ちょうどそこへの答えに見える。ベンチマークの1位より、この評判の差が縮まるかのほうが、ふだん使う人にとっては大事な気がするよ。

いつ一般に出てくるかは、Gemini 4 はもう出た?の現況ページでも追いかけていくね。

【2026年10月29日 訂正】 公開したときは、Google の比較表について「全19項目のうち17項目で Carbon が最高点」「AA Index 以外の数字は Google 自身の測定」と書いていましたが、表は全17項目で、Carbon が最高点なのは15項目でした(Argon を上回ったのは17項目すべて)。数字の出どころも項目ごとに違い、「AA」とある3項目は Artificial Analysis の測定です。あわせて、要点で「頼まれた範囲からのはみ出し」の警告が約80%減ったと書いていた箇所は、社内のプログラム作業で、近道やルールの抜け穴に頼るような重大な問題行動の警告が約80%減ったという内容だったので直しました(頼まれた範囲をはみ出す動きの減り方は26%です)。

まとめ

Gemini 4 Carbon は、セキュリティと長い仕事に強い、Google の新しい最上位モデルだよ。総合点は59で1位、料金は Argon と同じ入力$2/出力$10からと、性能のわりにかなり安い。

でも、いまはサイバー防御の組織しか使えない。Argon のときは発表から一般公開まで約2週間だったけど、今回も同じとは限らないよ。きみが今日できるのは、Gemini アプリで Argon を使いながら待つこと。そして出てきたら、「あいまいな頼み方をしたときに、ちゃんと聞き返してくれるか」を試してみてね。2週間で最上位が入れ替わる時代だからこそ、名前より、自分の仕事で確かめるのがいちばんだよ。

よくある質問

Q.Gemini 4 Carbon とは?
A.Gemini 4 Carbon は、Google が2026年10月28日(米国時間)に発表した Gemini のいちばん上のモデル。2週間前に一般公開された Gemini 4 Argon の後継で、セキュリティの穴探し・修正と、何日もかかる長いプログラム作業に特に強い。Artificial Analysis の総合指標 v5.0 で59点の首位になった。
Q.Gemini 4 Carbon はいつ使える?
A.2026年10月29日時点では、Google の Fairwind Program に参加する一部のサイバー防御の組織しか使えない。Google は開発者・企業・一般の利用者にも「できるだけ早く」広げると書いているが、日付は発表していない。Argon は発表(9月30日)から一般公開(10月13日)まで約2週間だった。
Q.Gemini 4 Carbon の料金は?
A.API の導入価格は Gemini 4 Argon と同じ100万トークンあたり入力$2・出力$10で、キャッシュされた入力は95%引き。導入期間が終わると入力$4・出力$20になる。導入期間がいつまでかは、2026年10月29日時点で発表されていない。
Q.Gemini 4 Carbon と Argon の違いは?
A.Google の比較表では、Carbon は17項目すべてで Argon より上。たとえばコマンド操作で開発する Terminal-Bench 4.0 は57.1%→65.2%、脆弱性を実際に悪用できるか確かめる ExploitGym は42.0%→54.8%、とても長い文章の読み取り GraphWalks は84.2%→96.2%だった。料金は同じで、Argon は一般公開済み、Carbon はまだ限定提供という違いもある。

参考・一次ソース

⚖️ この2つを比べる

Claude Opus 5.5 vs Gemini 4 Argon

Anthropic
知能スコア 58
料金 $4 / $20
Google
知能スコア 50
料金 $2 / $10

料金・性能を横並びで比較 →

いま比較表に載っている版どうしの比較です。知能スコアは第三者機関 Artificial Analysis の測定値、料金は API の100万トークンあたりの入力 / 出力(米ドル)。

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