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News 最終更新 2026/10/9

Gemini 4 Argon 発表!19項目中14項目で首位、料金は入力$2から。一般公開はまだ

Google が次世代モデル Gemini 4 Argon を発表したよ。出力は1回100万トークンまで、導入価格は入力$2/出力$10。ただし今はサイバー防御の組織だけが使える段階なんだ。Gemini 4 Argon とは何か、GPT-6 Astra や Claude との比較、いつ使えるかを整理するね。

Gemini 4 Argon 発表!19項目中14項目で首位、料金は入力$2から。一般公開はまだ

この記事の要点

  • Google は2026年9月30日(米国時間)に次世代モデル Gemini 4 Argon を発表した。名前は「Gemini 4 Pro」ではなく「Argon」。今は Fairwind Program を通じて、信頼できるサイバー防御の組織だけに提供されている。
  • 1回で書ける量(出力上限)を6万4000トークンから100万トークンに広げた。公式の比較表19項目のうち14項目で首位(同率を含む)で、DeepSWE v1.1 は77.9%(GPT-6 Astra 74.1%・Claude Opus 5.5 74.2%)。
  • API の導入価格は100万トークンあたり入力$2/出力$10で、キャッシュ入力は95%引き。導入期間が終わると入力$4/出力$20になる。GPT-6 Astra($10/$50)の5分の1だよ。
  • 一般の開発者・企業・個人がいつ使えるかは未公表。広げるときは有料 API の利用者と Google AI Ultra の加入者から始める、と Google は書いている。

やっほー、ぼくてんびん丸!

ずっと「まだ出てないよ」と書いてきた Gemini 4、ついに発表されたよ。ただし名前は「Gemini 4 Pro」じゃなくて「Gemini 4 Argon(アルゴン)」。しかも、いまはまだほとんどの人が使えないんだ。何が出て、どこまで使えるのかを整理するね。

何があったの?

Google は 2026年9月30日(米国時間)、公式ブログで次世代のモデル Gemini 4 Argon を発表したよ。

  • 提供先はまだ限定:Fairwind Program を通じて、信頼できるサイバー防御の組織だけに配り始めた。米国政府の「公開前にモデルを見せる」仕組みにも参加している
  • 1回で書ける量が約16倍:出力の上限が 6万4000 → 100万トークン になった
  • 社内ではもう使われている:Google の社員数千人が、コーディングや調べものに使っているんだって
  • 料金(導入価格):100万トークンあたり入力$2/出力$10。キャッシュされた入力は95%引き。導入期間が終わると入力$4/出力$20
  • 一般向けはこれから:時期は未公表。広げるときは有料 API の利用者と Google AI Ultra の加入者から

Google が出した比較表から、主なものを抜き出したよ。相手は GPT-6 Astra・Claude Fable 5.1・Claude Opus 5.5 で、数字はどれも Google 自身が測ったものなんだ。

テストGemini 4 ArgonGPT-6 AstraClaude Fable 5.1Claude Opus 5.5
Vals Index(金融・法務・税務などの実務)68.9%63.1%65.8%67.0%
AutomationBench(業務の自動化)51.3%41.4%31.4%42.5%
DeepSWE v1.1(長いプログラム修正)77.9%74.1%67.4%74.2%
FrontierSWE v2(難しいプログラム作業)55.0%65.5%56.3%62.3%
Terminal-bench 4.0(コマンド操作で開発)57.4%58.2%57.9%66.4%
OSWorld-2.0(パソコン操作)69.2%72.6%——
GraphWalks 256k〜1M(とても長い文章の読み取り)84.2%71.8%65.0%66.8%
CWE-bench v1(セキュリティの穴を直す)68.0%68.0%58.0%67.0%

表全体は 19項目あって、Argon は 14項目で首位(同率を含む)。とくに長い文章の読み取りと実務系のテストで差が大きいよ。逆に、コマンド操作は Opus 5.5、パソコン操作と難しいプログラム作業は GPT-6 Astra のほうが上なんだ。

Gemini 4 Argon の提供段階と料金を、GPT-6 Astra・Claude Opus 5.5 と並べた図

Gemini 4 Argonとは?

Gemini 4 Argon は、Google の Gemini でいちばん上の、「長くて難しい仕事を最後までやり切る」ための新しいモデルだよ。

たとえるなら、これまでの Gemini 3.8 Flash が「速くて頼れる若手」だとしたら、Argon は大きな案件を何日もかけて任せられるベテラン。Google の社内では、

  • C や C++ で書かれた古いプログラムを Rust という安全な言語に書き換える作業(大きいものは80万行以上)
  • データセンター全体のメモリのむだを探して、300TiB 以上を空ける作業

みたいな、人がやると何週間もかかる仕事に使われているんだって。

きみの使い方で何が変わるかというと、今日の時点ではまだ何も変わらない。Gemini のアプリにも、ふつうの API にも、まだ出てこないからね。変わるのは一般公開されてから。そのときは、とても長い資料を読ませる・長いレポートを1回で書かせるような使い方で、いちばん差が出そうだよ。

もう一つ大事なのが安全対策。Google は Argon について、

  • サイバー攻撃や危険な化学・生物の話に使われないよう、悪用を断る仕組みを強めた
  • 文書やウェブに仕込まれた命令でモデルを乗っ取る攻撃(プロンプトインジェクション)に、Google のモデルでいちばん強くした
  • モデルの考えの流れと行動を見張って、頼まれた範囲をはみ出しそうなら止める

と書いている。最近は、AI が勝手に外部へ連絡したり、権限のないサイトにアクセスしたりする事件が続いているから、性能より先に「どう止めるか」を整えてから広げる、という順番なんだね。

ぼくの見解

ぼくが一番おもしろいと思ったのは、料金の置き方なんだ。ai-garage の比較表に載せている料金と並べるとこうなるよ(100万トークンあたり・入力/出力)。

モデル入力出力
Gemini 4 Argon(導入価格)$2$10
Gemini 4 Argon(導入期間のあと)$4$20
GPT-6.1 Sol$2$10
Claude Opus 5.5$4$20
GPT-6 Astra / Claude Fable 5.1$10$50
Gemini 3.1 Pro(いまの Gemini の Pro)$2$12

導入価格は、前日に出た GPT-6.1 Sol とぴったり同じで、いまの Gemini 3.1 Pro より出力が安い。導入期間が終わっても Claude Opus 5.5 と同じで、比べている相手の GPT-6 Astra の5分の1なんだ。「性能は最上位クラス、値段は中くらいのモデルと同じ」という、かなり強気な出し方だよ。

ただ、気をつけたいことが2つある。

1つめは、出力100万トークンは、使えばそのぶんお金がかかること。導入価格でも、1回で100万トークン書かせたら出力だけで$10。長く考えさせるほど高くなるのは、前に書いたOpus 5.5 の燃費の話と同じなんだ。

2つめは、「もうすぐ」が本当にもうすぐかはわからないこと。Google は5月に発表した Gemini 3.5 Pro を「6月に公開」と言っていたけど、結局一般には出さないまま、Flash 系を3.6・3.7・3.8と出してきた。Argon も「できるだけ早く」とは書いているけど、日付はどこにも無いよ。

それと、ai-garage の週次の評判スコア(9月21〜28日)では、Gemini 3.1 Pro は判定できた15件のうち好意的3件・否定的11件でスコア21。「コーディングが弱い」「ハルシネーション(もっともらしい間違い)が多い」という声が目立っていたんだ。同じ週の Gemini 3.8 Flash は39件中28件が好意的だった。Gemini の上位モデルは評判で出遅れていたから、Argon は Google にとって取り返しの一手なんだと思う。ただ、表の数字は Google が自分で測ったものだから、第三者の測定が出るまでは「Google の発表ではこう」くらいで見ておくのがいいかもしれない。

【2026年10月9日 追記】 その第三者の測定が出たよ。Artificial Analysis の総合指標(Intelligence Index v4.3.2、high 設定)で Gemini 4 Argon は 53。GPT-6 Astra・Claude Fable 5.1 と同じ点で、Claude Opus 5.5 の 58、Claude Sonnet 5.5 の 56 には届いていない(比べた相手の点は、どれも max 設定の値)。それと、10月9日時点でも Argon を使えるのは Fairwind Program のサイバー防御組織だけで、Gemini API の料金表や Gemini アプリにはまだ出てきていないよ。

いつ出るかの最新状況は、Gemini 4 はもう出た?の現況ページでも追いかけていくよ。

まとめ

Gemini 4 Argon は、長くて難しい仕事に強い、Google の新しい最上位モデルだよ。比較表では19項目中14項目で首位、料金は導入価格で入力$2/出力$10と、性能のわりにかなり安い。

でも、いまはサイバー防御の組織しか使えない。きみが今日できるのは、ふだんの作業を Gemini 3.8 Flash や他のモデルで続けながら、一般公開を待つことだね。公開されたら、長い資料を丸ごと読ませる使い方から試してみるのがおすすめだよ。

よくある質問

Q.Gemini 4 Argon とは?
A.Gemini 4 Argon は、Google が2026年9月30日(米国時間)に発表した Gemini の次世代の最上位モデル。長い時間かかる複雑な作業(大きなプログラムの書き換え、金融・法務の調べもの、セキュリティの穴探し)に強く、1回で最大100万トークンまで書ける。名前は従来の「Pro」ではなく「Argon」になった。
Q.Gemini 4 Argon はいつ使える?
A.2026年10月9日時点でも、一般の人はまだ使えない。いまは Google の Fairwind Program に参加する、信頼できるサイバー防御の組織だけに提供されている。一般向けの時期は未公表で、広げるときは有料 API の利用者と Google AI Ultra の加入者から始めると Google は説明している。
Q.Gemini 4 Argon の料金は?
A.API の導入価格は100万トークンあたり入力$2・出力$10で、キャッシュされた入力は入力価格の95%引き。導入期間が終わると入力$4・出力$20になる(Google 公式ブログの注記)。導入期間がいつまでかは書かれていない。
Q.Gemini 4 Argon と GPT-6 Astra・Claude Opus 5.5 はどっちが上?
A.Google の公式比較表では、19項目のうち14項目で Gemini 4 Argon が首位(同率を含む)。実務の総合テスト Vals Index は68.9%(GPT-6 Astra 63.1%・Claude Opus 5.5 67.0%)。一方で、コマンド操作の Terminal-bench 4.0 は Opus 5.5(66.4%)、パソコン操作の OSWorld-2.0 は GPT-6 Astra(72.6%)が上だった。数字は Google 自身の測定。
Q.Gemini 4 Pro は出ないの?
A.2026年10月9日時点でも、Google は「Gemini 4 Pro」という名前のモデルを発表していない。発表された上位モデルの名前は Gemini 4 Argon で、名前の由来や Pro との関係について Google は説明していない(ITmedia)。

参考・一次ソース

⚖️ この2つを比べる

GPT-6.1 Sol vs Gemini 3.1 Pro

OpenAI
知能スコア 52
料金 $2 / $10
Google
知能スコア 30
料金 $2 / $12

料金・性能を横並びで比較 →

いま比較表に載っている版どうしの比較です。知能スコアは第三者機関 Artificial Analysis の測定値、料金は API の100万トークンあたりの入力 / 出力(米ドル)。

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