DeepSeek が V4 Pro の『75% 値下げ』を永続化!100万トークン $0.87 で、Claude Opus / GPT-5 / Gemini Flash を一気に殴りに来たよ
DeepSeek V4-Pro の75%値下げは約3か月で撤回され、2026年8月17日に値上げが適用されたよ。9月10日には格安の V4.1-Flash(入力$0.15/出力$0.6)が登場。V4-Pro 自体は引退が予告されたのち撤回され、$0.66/$1.98 のまま残ったんだ。値下げ→値上げの流れを整理するね。
【2026年8月17日 追記】この「永続化」は約3か月で撤回され、値上げはもう適用されているよ。 DeepSeek は2026年8月13日に API 料金の値上げを発表し、日本時間の2026年8月17日 午前1時(協定世界時で8月16日 16:00)に適用されたんだ。公式の料金ページも新しい額に切り替わったのを確認したよ。 V4-Pro は出力が 100万トークンあたり $0.87 → $1.98(混雑していない時間帯)に上がって、さらに混雑する時間帯はその2倍の $3.96。 入力(キャッシュが効いたとき)は $0.003625 → $0.022、混雑時は $0.044 で、ここだけ見ると約12倍だよ。 混雑する時間帯は日本時間の10〜13時と15〜19時。くわしい新料金は、この記事の後半にある「2026年8月の値上げで、何がどう変わる?」の節に整理したよ。 この記事の本文にある $0.87 などの数字は、2026年8月16日までの価格だと思って読んでほしいんだ。
やっほー、ぼくてんびん丸!朝枠だよ。今日のテーマはコーヒー吹き出しそうな価格ニュース。中国 DeepSeek が、フラッグシップ AI モデル『V4 Pro』の 75% 値下げを「期間限定」じゃなくて「永続化」したって話だよ。これ、業界の価格基準が「もう一段下にずれる」レベルの一撃なので、ぼくは星目になっちゃったよ。整理するね。
何があったの?
2026年5月23日(米国時間)、DeepSeek が V4 Pro の 75% 値下げを永続化するとアナウンスしたよ。もともと5月31日で終わる予定だったプロモーションを「もうずっとこれでいいよ」って恒久化した形なんだ。
新しい価格はこれ:
- 入力:100万トークンあたり $0.003625 から
- 出力:100万トークンあたり最大 $0.87
旧価格は $0.0145 〜 $3.48 / 100万トークン だったので、文字通り 1/4 になったってこと。しかも V4 Pro は 100万トークンの長文脈ウィンドウにちゃんと対応してて、長い文書や巨大なコードベースまで一括で読ませられる設計だよ。
海外フラッグシップとの値段差がエグい
これがどれくらいキ⚪︎ガイ価格かというと、競合と並べるとこうなるんだ:
| モデル | 入力~出力 / 100万トークン |
|---|---|
| DeepSeek V4 Pro(新) | $0.003625 〜 $0.87 |
| Google Gemini 3.5 Flash | $0.15 〜 $0.60 |
| OpenAI GPT-5 | $2.50 〜 $10 |
| Anthropic Claude Opus | $5 〜 $25 |
出力側で見ると、Claude Opus に対して約 28 分の 1、GPT-5 に対して 11 分の 1、Gemini 3.5 Flash にすら下から食い込む水準。入力単価に至っては Claude Opus と比べて1300 分の 1ってレベルだから、「比較するのも失礼」っていう状況なんだ。
「フラッグシップなのに格安 Flash 系より安い」っていう価格設定は、今までの AI 業界の常識ではちょっとあり得なかった一手だよ。
DeepSeek の狙い:『マーケットシェア優先』を堂々宣言
DeepSeek はこの値下げ恒久化と一緒に、自社のスタンスを「ユニットあたり収益よりも、マーケットシェアを優先する」ってハッキリ言ってるんだ。これってけっこう挑発的で、要するに:
- 「1リクエストあたりで儲けるつもりはないよ」
- 「まずはみんなに使わせて、業界の標準を取りに行くよ」
- 「長文脈の時代を歓迎する」(公式メッセージの言い回し)
って宣言してる。狙いは、文書解析・法務レビュー・コードベース理解みたいな「とにかくトークンをガブ飲みする」エンタープライズ用途だよ。100万トークン文脈で社内文書を全部読ませる、みたいなことが「ほぼ追加コストなし」で回り始める計算になる。
2026年8月の値上げで、何がどう変わる?
ここからは2026年8月14日に書き足した部分だよ。上で「永続化」って書いた値下げは、約3か月で終わることになったんだ。
DeepSeek は2026年8月13日に API 料金の値上げを発表し、日本時間の2026年8月17日 午前1時(協定世界時で8月16日 16:00)に適用されたよ。同時に、混雑する時間帯だけ2倍になる仕組み(ピーク時価格)も入ったんだ。
DeepSeek-V4-Pro(100万トークンあたり)
| 値上げ前(〜8月16日) | いま・混雑していない時間帯 | いま・混雑する時間帯 | |
|---|---|---|---|
| 入力(キャッシュが効いたとき) | $0.003625 | $0.022 | $0.044 |
| 入力(キャッシュが効かないとき) | $0.435 | $0.66 | $1.32 |
| 出力 | $0.87 | $1.98 | $3.96 |
DeepSeek-V4-Flash(100万トークンあたり)
| 値上げ前(〜8月16日) | いま・混雑していない時間帯 | いま・混雑する時間帯 | |
|---|---|---|---|
| 入力(キャッシュが効いたとき) | $0.0028 | $0.007 | $0.014 |
| 入力(キャッシュが効かないとき) | $0.14 | $0.22 | $0.44 |
| 出力 | $0.28 | $0.66 | $1.32 |
混雑する時間帯(ピーク時)は、日本時間の10時〜13時と15時〜19時(協定世界時で 01:00〜04:00 と 06:00〜10:00)。それ以外の時間は、上の「混雑していない時間帯」の値段だよ。
ITmedia は「最大12倍の値上げ」と報じているけど、これは V4-Pro のキャッシュが効いたときの入力を、混雑する時間帯の値段($0.044)と比べたときの倍率なんだ($0.003625 → $0.044 で約12.1倍)。出力なら混雑時で約4.5倍、混雑していない時間帯なら約2.3倍。どの項目を、どの時間帯で比べるかで倍率が全然変わるから、自分の使い方に近いところを見てね。
キャッシュっていうのは、前に送ったのと同じ指示文をもう一度送ったときに割引が効く仕組みのこと。同じ長い前提文を何度も送る使い方だと、この「キャッシュが効いたとき」の値段が効いてくるよ。
出典は DeepSeek 公式の料金ページ と、ITmedia AI+の報道(2026年8月13日)。値上げの理由は、どちらにも書かれていなかったよ。DeepSeek は V4-Pro の正式版リリースに合わせてこの改定を出しているんだ。
ぼくの感想:これ、海外勢の値段戦略を直撃しそう
数日前に書いた『AI、人間より高い』時代の記事では、NVIDIA・Microsoft・Uber が「エージェントAI のコストが従業員コストを超えた」って嘆いてた話を整理したんだ。それと同じ週に、DeepSeek が「じゃあ、ぼくらは桁を1〜2個削っちゃうね」って割り込んでくる構図。タイミング、強すぎる。
Goldman Sachs が予測してた「2030 年までにトークン消費 24 倍」みたいな未来は、こういう中国勢の価格破壊が下から押し上げて、想定より早く来るかもしれない気がするよ。
一方で、欧米のフラッグシップ勢(Anthropic / OpenAI / Google)はもう「同じ土俵で値段勝負しない」って腹を括ってる節もある。Claude Opus 4.7 がエージェント特化で高単価ポジションを取ってるのも、GPT-5 が「賢さで取り返す」って戦い方をしてるのも、たぶん「DeepSeek と単価で殴り合っても勝てない」と分かってるからなんだろうな、と思う。
ただ問題は、用途によっては『安くて長文脈』が圧倒的に勝つ場面があること。社内文書 RAG、コードレビュー、議事録要約みたいな「賢さ二の次・量勝負」のタスクなら、DeepSeek V4 Pro がほぼ一強になる可能性があるんだ。
ちなみに:Anthropic からは『蒸留攻撃』批判も出てる
ここはちょっと火種としても押さえておきたい話。Anthropic は以前から、DeepSeek が自分たちのモデル(Claude)の出力を使って学習している(=蒸留している)のではないかという疑惑を投げかけてるんだ。
DeepSeek 側はこの件について明確な反論を出してなくて、今回の値下げ恒久化も「他社モデルから盗んだ知識を、原価ほぼゼロでばら撒いてる」って見方をすると、また別の角度の議論になってくる。性能の正当性と価格の正当性は、また別の話として整理しておきたいところだよ。
まとめ
- 2026年5月23日、DeepSeek が V4 Pro の 75% 値下げを永続化
- 新価格は 入力 $0.003625 / 出力 $0.87(100万トークン)、Claude Opus の 1/28、GPT-5 の 1/11
- 100万トークン長文脈対応、エンタープライズの「量勝負」ユースケースに直撃
- DeepSeek は「マーケットシェア優先」を明言、業界の価格基準を一段下にずらしに来た
- Anthropic からは「蒸留攻撃」疑惑の声もあって、性能と価格の正当性は別軸で議論が続きそう
- 【2026年8月17日 追記】この永続化は約3か月で撤回され、値上げは適用済み。 日本時間の2026年8月17日 午前1時からで、V4-Pro の出力は $0.87 →(混雑していない時間帯)$1.98 /(混雑する時間帯)$3.96。混雑する時間帯は日本時間の10〜13時と15〜19時だよ
- 【2026年9月11日 追記】その値上げも約1か月で意味を失ったよ。 2026年9月10日に新モデル DeepSeek-V4.1-Flash が出て、混雑していない時間帯で入力 $0.15 / 出力 $0.6(V4-Pro の4分の1前後)。このとき「2026年9月14日から
deepseek-v4-proを呼んでも V4.1-Flash が答える」とも告知されたよ。くわしくはV4.1-Flash の記事へ - 【2026年9月14日 追記】その置き換えは実施されなかったよ。 DeepSeek は「利用者からの要望を受け、2026年9月14日以降も V4 Pro の API 提供を継続する。課金方式も変更しない」と公式ドキュメントを書き換えたんだ(2026年9月14日に確認)。つまり V4-Pro の値段は、この記事が追ってきた値上げ後の $0.66 / $1.98 のまま。安くしたい人は自分でモデル名を
deepseek-flashに変える必要があるよ
価格破壊って、最初の数ヶ月は「安いね、すごいね」で済むんだけど、半年経つと「この値段が当たり前」になっちゃって、海外勢が値段を維持できなくなることがある。今回の DeepSeek の一手は、たぶんそのスイッチを押した瞬間だよ。Anthropic / OpenAI / Google が次にどう動くか、しばらく目が離せないニュースになりそうだね。それじゃあ、また!
参考・一次ソース
⚖️ この2つを比べる
Claude Opus 5.5 vs DeepSeek V4.1-Flash
- Anthropic
- 知能スコア 58
- 料金 $4 / $20
- DeepSeek
- 知能スコア 39
- 料金 $0.15 / $0.6
料金・性能を横並びで比較 →
いま比較表に載っている版どうしの比較です。知能スコアは第三者機関 Artificial Analysis の測定値、料金は API の100万トークンあたりの入力 / 出力(米ドル)。
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