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News 最終更新 2026/8/5

Qwen3.8-Max が月18ドルで使える「Token Plan 個人版」の中身【2026年7月】クレジット上限とCodex CLI接続、安さの正体

2026年7月19日に始まった Alibaba「Token Plan 個人版」なら、Qwen3.8-Max(当時はプレビュー版)を月139元(英語圏の報道では約18ドル)から使えるよ。安さの正体はクレジット消費が1割になる期間限定の措置で、夜間はさらに1/50。ただし7日枠と5時間枠の二重の上限、換算率の非公開、対話利用限定という3つの落とし穴があるんだ。Codex CLI や Claude Code からの繋ぎ方と、使ってわかった「賢いけど遅い」まで整理するよ。

Qwen3.8-Max が月18ドルで使える「Token Plan 個人版」の中身【2026年7月】クレジット上限とCodex CLI接続、安さの正体

この記事の要点

  • 2026年7月19日に始まった Alibaba「Token Plan 個人版」は、いちばん人気の Standard が月139元(英語圏の報道では約18ドル)。Qwen3.8-Max が使える(当時はプレビュー版。本体は2026年8月3日に正式リリース済みだが、Token Plan で指定するモデルIDは8月5日時点でも qwen3.8-max-preview のまま)。
  • 安さの正体は値引きではなく、Qwen3.8-Max だけクレジットの減りが通常の1/10(中国時間22時〜翌8時の夜間は1/50)に抑えられている期間限定の措置。同じプランで実質10〜50倍動かせる。
  • 落とし穴は3つ。7日枠と5時間枠の二重の上限、1クレジットが何トークン分かという換算率の非公開、そして対応ツールでの手動操作のみという制限(自動処理への組み込みは対象外)。
  • 公式ベンチマークは2026年8月3日の正式リリースで公表された(Terminal-Bench 2.1 が86.6)。プレビュー期間に試したレビューでは、できあがりは良いが「これまで使ったなかで一番遅い」とされ、サイト1本で30分、プログラム1本で80分以上かかっている。

やっほー、ぼくてんびん丸!先週プレビュー公開された Qwen3.8-Max について、「安すぎるんだけど何かウラがあるの?」という話が出てきたので、料金のしくみを分解しておくね。結論からいくよ。

【2026年8月5日 追記】 この記事を書いたあと、Qwen3.8-Max は2026年8月3日に正式リリースされて、公式ベンチマークも公表された(Terminal-Bench 2.1 が86.6 など。数字の中身は 発表まとめ に整理してあるよ)。 ただし Token Plan 側で使えるモデルIDは、8月5日時点でも qwen3.8-max-preview(プレビュー版)のままで、 正式リリース後にクレジット優遇(1/10・夜間1/50)がどうなるのかは公表されていないんだ。 だからこの記事の料金の話は「プレビュー期間中の条件」として読んでね。優遇が終わる前提で見積もるのが安全だよ。

結論:安さの正体は「クレジットの減りが1/10になる期間限定の措置」

  • 2026年7月19日、Alibaba が Token Plan 個人版を出したよ。いちばん人気の Standard は月139元(英語圏の報道では約18ドルと紹介されている)。これで Qwen3.8-Max が使えるんだ(当時はプレビュー版。本体は8月3日に正式リリースされたけど、Token Plan で指定するモデルIDは8月5日時点でも qwen3.8-max-preview のままだよ)。
  • 安く感じる理由は値引きそのものじゃなくて、Qwen3.8-Max だけクレジットの減りが「1折」=通常の1/10に抑えられていること。さらに夜間(中国時間22:00〜翌8:00)は合計「0.2折」=1/50まで下がるよ。
  • つまり同じ139元のプランで、実質10〜50倍動かせる状態。これがプレビュー期間の正体だね。
  • そして落とし穴が3つ。①7日枠と5時間枠の二重の上限 ②クレジットが何トークン分なのか非公開 ③対応ツールでの手動操作のみに限定(自動処理に組み込むのは禁止)。
  • 期間限定の措置が終われば、同じ作業で10倍のクレジットを食う。つまり使える量が今の1/10になる、という前提で乗るのが安全だよ。

Token Plan 個人版の3プラン

まず値段と枠を並べるね。金額はどれも期間限定の割引価格で、カッコ内は元の値段からの割引率だよ。

プラン月額7日ごとの枠5時間ごとの枠同時に動かせる台数
Lite39元(6.5折=35%引き)2,500 クレジット700 クレジット1〜2
Standard139元(7.7折=23%引き)10,000 クレジット3,000 クレジット3〜4
Pro499元(8.3折=17%引き)40,000 クレジット12,000 クレジット6〜8

ポイントはプランによって使えるモデルが変わるわけじゃないこと。Lite でも Qwen3.8-Max は使えるよ。差がつくのは枠の大きさと、同時に何台動かせるかだけ。だから「まず1台でじっくり」なら Lite、「別のことを並行させたい」なら Standard 以上、という選び方になるね。

いちばんの落とし穴:上限が二重にかかっている

ここが月額だけ見ていると見落とすところ。枠は2種類が同時に効いているんだ。

  • 7日ごとの枠:最初に使った時点から数えて7日で自動リセット。余っても翌週に繰り越されない(使い切らないと消える)。
  • 5時間ごとの枠:7日ぶんが十分残っていても、短時間に集中して投げると先にこっちで止まる。時間が過ぎれば自動で戻るよ。これは使いすぎ防止の上限(レート制限)だね。

Standard なら7日で10,000、5時間で3,000。つまり7日ぶんの3割強を、5時間の間に使い切れてしまう計算になる。「休日にまとめて一気に作業する」使い方だと、月の残量が余っているのに手が止まる、というのが起きやすいんだ。

Token Plan の上限は7日ごとの枠と5時間ごとの枠が同時にかかる二重構造という図解

クレジットが何トークン分なのかは、公開されていない

これも正直に書くね。1クレジット=何トークン、という換算率は公表されていないんだ。

公式ドキュメントに載っている例示は法人版の別モデル(Qwen3.6 Plus)のもので、入力8,349トークンで1.67クレジットという書き方。モデルごとに消費率が違う建て付けなので、この数字から Qwen3.8-Max の消費量は計算できないよ。

そして Qwen 系は同じ作業でも出す文章(出力トークン)が他社より多めという指摘がある。減りが読めないうえに減りやすい、という組み合わせなので、「体感で足りているか」で判断するしかないのが現状だね。トークンあたりの単価で他社と比べたい人は 1Mトークンあたりの料金 の考え方をどうぞ。

もうひとつ:対応ツールでの手動操作のみ

見落としやすい条件がこれ。Token Plan 個人版は対応するAIツールの中で、自分が手を動かして使うぶんに限定されているよ。自動処理のスクリプトや、自社サービスの裏側に組み込む使い方は対象外なんだ。

だから「安いからサービスのバックエンドに刺そう」はできない。そういう用途なら、使った分だけ払うふつうの料金体系のほう(現行の Qwen3.7 Max など)を使うのが筋だね。

Codex CLI や Claude Code から使う

公式が名前を挙げている入口は Qoder / QoderWork / 千問PC版。ただ Token Plan の接続先は OpenAI 互換・Anthropic 互換のかたちで用意されているので、手元のコーディング支援ツールをそのまま繋げるよ。

  • 接続先(ベースURL)と鍵を Token Plan のものに差し替えるだけ
  • モデル名は qwen3.8-max-preview を指定
  • ぼくのところでも Codex CLI から動かしていて、ふつうに使えているよ

呼び出し方は2種類あって、じっくり考えるモード(xhigh / high / low の3段階)と、速く返すモードを選べる。段階を上げるほど当然クレジットは減るので、雑用は low、設計の相談は high、みたいに使い分けるのが現実的だね。エージェント型のコーディング を回すなら、ここの選択がそのまま残量に効いてくるよ。

使ってみた感触:賢い。でも遅い

肝心の中身。公式のベンチマークは 2026年8月3日の正式リリースで公表された(Terminal-Bench 2.1 が86.6、SWE-bench Pro が67.7。数字の読み方は 発表まとめ に整理してあるよ)。ここから下はプレビュー期間に実際に使った人たちの手触りだけど、評価はけっこう一致していて:

  • できあがりは良い。実際に試したレビューでは、Go言語のポーカーの計算プログラムを一発で完成させたモデルが Fable 5・Grok 4.5 とこれの3つだけ、という結果になっている
  • 画面まわりの作りこみ(文字組み・細部)が丁寧で、自分で何度も試して詰めるタイプ
  • そのぶん遅い。同じレビューで「これまで使ったなかで一番遅い」と書かれていて、サイト1本で30分、さきほどのプログラムで80分以上かかっている

つまり短いやりとりを速く往復する用途には向かない。腰を据えた実装や、100万トークンぶんの資料をまとめて読ませるような使い方(長い文脈 が効く場面)に寄せるのが正解だと思う。速さが欲しい場面は別のモデルに投げる、の二本立てだね。モデルの横並びは AIモデル比較表コスパマトリクス にまとめてるよ。

まとめ

  • Token Plan 個人版は2026年7月19日開始。Standard は月139元(英語圏の報道では約18ドル)で、Qwen3.8-Max が使える(当時はプレビュー版。本体は8月3日に正式リリース済み)
  • 安さの正体は値引きではなく、Qwen3.8-Max のクレジット消費が1/10、夜間は1/50になる期間限定の措置。同じプランで実質10〜50倍
  • 落とし穴は7日枠と5時間枠の二重の上限/クレジットの換算率が非公開/対応ツールでの手動操作のみの3つ
  • 公式ベンチマークは2026年8月3日の正式リリースで公表された(Terminal-Bench 2.1 が86.6)。プレビュー期間の手触りは「できあがりは良いが、とにかく遅い」で評価が一致している
  • Codex CLI や Claude Code から qwen3.8-max-preview を指定して使える。腰を据えた実装と長い資料読みに寄せるのがコスパ良し

期間限定の措置が終わったタイミングでコスパの結論は変わるから、動きがあったらこの記事を更新するね。じゃあまたねー!月ごとの流れは 月次AIレポート でも追えるよ。

よくある質問

Q.月139元(約18ドル)で本当に使い放題なの?
A.使い放題ではありません。7日ごとの枠と5時間ごとの枠が同時にかかります。7日枠は最初に使った時点から7日で自動リセットされ、余っても繰り越せません。Standard なら7日ぶん10,000クレジットのうち3,000を5時間で使い切れます。ただしプレビュー期間中は Qwen3.8-Max のクレジット消費が1/10(夜間は1/50)に抑えられていたため、同じ枠で通常の10〜50倍ぶん動かせました。Qwen3.8-Max は2026年8月3日に正式リリースされましたが、この優遇が続くかどうかは公表されていません。
Q.この安さはいつまで?
A.期間限定の措置ですが、終了日は公表されていません。終われば同じ作業で10倍のクレジットを消費するため、使える量は今の1/10になる前提で考えるのが安全です。プランの月額自体も期間限定の割引価格です。
Q.夜間割引の時間帯は日本時間で何時?
A.中国時間で22:00〜翌8:00です。日本時間ではおおよそ23:00〜翌9:00にあたります。この時間帯はクレジットの減りが合計1/50まで下がるので、夜に長い作業をまとめると枠の消費をかなり抑えられます。
Q.1クレジットは何トークン分なの?
A.換算率は公表されていません。公式ドキュメントに載っている例示は法人版の別モデル(Qwen3.6 Plus)のもので、入力8,349トークンで1.67クレジットという書き方です。モデルごとに消費率が違う建て付けなので、この数字から Qwen3.8-Max の消費量は計算できません。
Q.Codex CLI や Claude Code から使える?
A.OpenAI 互換・Anthropic 互換の接続先が用意されているので、接続先(ベースURL)と鍵を Token Plan のものに差し替えれば使えます。モデル名は qwen3.8-max-preview を指定します。ただし対応ツールで手動操作するぶんに限られ、自動処理のスクリプトや自社サービスへの組み込みは対象外です。
Q.呼び出し方に種類はある?
A.じっくり考えるモード(xhigh / high / low の3段階)と、速く返すモードを選べます。段階を上げるほどクレジットの減りは早くなるので、雑用は low、設計の相談は high のように使い分けるのが現実的です。
Q.Qwen3.8-Max の性能はどれくらい?
A.2026年8月3日の正式リリースで公式ベンチマークが公表され、Terminal-Bench 2.1 が86.6、SWE-bench Pro が67.7でした(数字の中身は Qwen3.8-Max の発表まとめ記事に整理しています)。プレビュー期間に実際に試したレビューでは、Go言語のポーカーの計算プログラムを一発で完成させたモデルが Fable 5・Grok 4.5 とこれの3つだけ、という結果になっています。画面まわりの作りこみも丁寧だと評価されています。
Q.Qwen3.8-Max は速い?
A.実際に試したレビューでは「これまで使ったなかで一番遅い」と書かれていて、サイト1本で30分、ポーカーの計算プログラムでは80分以上かかっています。出力速度そのものの公式値は見つかっていないため、速さの評価はこうした手触りベースの話になります。短いやりとりを速く往復する用途には向きません。

参考・一次ソース

この記事に出てきた用語・モデル

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